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「モノづくりのまち東大阪」を体感、工場や名所を巡るモニターツアー開催

投稿日時:2017/03/23
[リポート ─ 観光, イベント]

東大阪の魅力を体感していただく新たな仕組み作りに向け3月18日、市内のモノづくり現場と名所を巡るモニターツアーを開催し、延べ60人が参加しました。

市内ではこれまで、大阪モノづくり観光推進協会がモノづくり企業の社長講演や工場見学、モノづくり体験などの「モノづくりツアー」を企画し、修学旅行生を中心に年間約6000人の団体客を受け入れてきました。しかし、工場見学は個人での参加がむずかしいもの。そこで、個人の方にも楽しんでいただける新しいツアーを作るため、市内の名所巡りも盛り込んだモニターツアーを開催し、8歳から88歳まで延べ60人が参加しました。

 

午前のコースは、有名ブランドの店舗内装や鉄道車両、モニュメントなど、国内外で目にするさまざまなステンレス製品の加工を手掛ける野田金属工業を見学。「17歳のときに終戦直後の何もない満州で、生きるために作った鍋がモノづくりの原点」という野田邦雄会長の話に参加者らは聞き入っていました。

 

次に、街中が菜の花で彩られた八戸ノ里へ移動し、グリコのおもちゃデザイナーで画家としても活躍した宮本順三さんの記念館「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」を見学。そこでは折る刃式カッター「オルファ」の創業兄弟の一人・岡田三朗さんの指導を受けながらオルファカッターを使ってランプシェードづくりも体験しました。最後に歩いて司馬遼太郎記念館を訪れ、庭や館内を見学して午前の部が終了しました。
 

 

午後のコースはまず鴻池新田会所を訪れ、重要文化財の修復などを手掛ける鳥羽瀬社寺建築の棟梁・鳥羽瀬公二さんから建築の伝統技法について学びました。その後参加者らは、実際にのこぎりやのみを使って、鴻池新田会所の貫(ぬき)に使われる継手の一つ「略鎌継(りゃくかまつぎ)」に挑戦。土間にはヒノキの香りが広がっていました。

 

最後は石切方面に移動し、河内木綿はたおり工房で卓上ミニはたおり機を使ったコースター作りを体験。そのあと飲食店や占い、漢方薬など約100店が立ち並ぶ石切参道商店街で買い物を楽しんだり、石切さんをお参りしたりしてツアーが終了しました。

 

午後のコースに参加した50代の女性は、「話を聞いて写真を撮るだけでなく、体験することで思い出が強く残るし、また参加者が広めていけると思うのでいい試みだと思う。匠の技が間近で見られてよかった」と話していました。

 

東大阪ツーリズム振興機構では今回のモニターツアーのアンケートをもとに、市内の企業や施設と連携して、個人や海外の方にも楽しんでいただける魅力あるツアーを企画していきます。

 


 

<取材先一覧>

野田金属工業株式会社
http://www.art-noda.jp/

宮本順三記念館 豆玩舎ZUNZO
http://www.omakeya-zunzo.com/

司馬遼太郎記念館
http://www.shibazaidan.or.jp/

鴻池新田会所
http://www.bunkazaishisetsu.or.jp/kaisho/

株式会社鳥羽瀬社寺建築
http://www.tobase-syaji.co.jp/

石切参道商店街
http://www.isikiri.com/

河内木綿はたおり工房
https://genki365.net/gnkh17/mypage/index.php?gid=G0000082